犬がトイレをはみ出す6つの原因とは?|8つの対策と注意点をくわしく紹介

トイレトレーニングが終わった犬でも、排泄がトイレからはみ出すことはよくあります。トイレからはみ出る原因と対策、トイレからはみ出たときの愛犬への対応で、注意すべき点などを解説します。室内犬のトイレ対策として役立ててください。

犬がトイレをはみ出す6つの原因

犬が排泄する際に、トイレをはみ出してしまう原因について解説します。

トイレシートが汚れていた

トイレシートの汚れが、はみ出しの原因となっている可能性があります。トイレシートがきれいなうちは成功するのに、汚れたシートでは失敗してしまうという犬は少なくありません。足が濡れない、汚れない場所を探して、排泄したらトイレからはみ出してしまったという場合が多いようです。

トイレの周りの環境に変化があった

トイレ周りの環境変化によって失敗し、はみ出してしまうことがあります。犬のトイレの場所は、基本的には移動させることはありません。トイレの場所が若干ずれている、嫌いなものがトイレの周りにあって近寄れない、などが原因となることがあります。神経質な性格の犬の場合、トイレ周りのほんの少しの変化にも敏感に反応するため、注意が必要です。

トイレのしつけが不十分だった

飼い主さんはトイレトレーニングが完了していると思っていても、トイレのしつけが不十分であったために、はみ出している可能性があります。トイレの場所は分かっていても、トイレシート内におさめることが理解できていないかもしれません。

犬のスタイルに合っていない

犬のスタイルにトイレの形が合っていないために、はみ出してしまうことがあります。犬によってトイレスタイルが異なるため、犬に合ったトイレを用意してあげましょう。オス犬は足をあげて排泄をする傾向があるため、足をあげても大丈夫なトイレスペースを確保してあげましょう。

トイレが小さい

犬の体の大きさに対してトイレが小さすぎることも、はみ出しの原因と考えられます。基本的にはトイレシートの真ん中でトイレをする犬が多いため、犬が中央に立ったときに、しっぽまで収まる大きさであるかを確認しましょう。

老化が進んでいる

老化が進んだために、トイレからはみ出すようになった可能性もあります。人間と同じように犬も老化すると身体機能が低下し、トイレの段差を超えられない可能性があります。トイレの真ん中まで間に合わなかった可能性もあります。

トイレをはみ出すときの8つの対策

犬が排泄する際にトイレをはみ出してしまうときに行うべき8つの対策を紹介します。

囲い付きのトイレトレーにする

犬がトイレの場所を正しく認識し、トイレと床の区別がはっきり分かるように、囲い付きのトイレトレーにしましょう。臆病な犬、神経質な犬の場合は、囲いが怖くて、トイレに入らなくなる可能性があるため、気をつけましょう。

トイレトレーを大きくする

犬の体より小さなトイレトレーを使用している場合は、サイズを大きくしましょう。犬のトイレトレーは、体よりも少し余裕があるサイズが適しているといわれています。少し大きめのサイズを使用でも、排泄の前にくるくる回ることで、トイレからはみ出してしまうことがあります。犬のトイレスタイルに応じて、さらに大きなトイレトレーの使用を検討してください。

トレーからはみ出してトイレシーツを敷く

トイレトレーからはみ出すくらい、大きめのトイレシーツを敷いてみましょう。トイレスペースに余裕ができるため、トイレからのはみ出しが減ると考えられます。足をあげてトイレをする犬のためには、床と壁にL字型にトイレシーツを敷くのも効果的です。

トイレシーツが汚れたらすぐに取り替える

トイレシーツが汚れたら、すぐに取り換えてあげましょう。足が濡れたり汚れたりすることを避けたために、トイレからはみ出した場所に排泄している犬に対しては、こまめなトイレシート交換が効果的です。トイレシート代はかさみますが、床の汚れや劣化を防げると思えば安いものです。

トイレにスムーズに出入りできるようにする

トイレにスムーズに出入りできるように、周辺に障害物がない場所を選んでトイレを設置しましょう。犬にとってトイレが使いにくい場合、トイレにきちんと入らず、はみ出した場所で排泄をすることがあります。まっすぐ入ってまっすぐ出られるように工夫してあげましょう。

トイレを目立たない場所におく

トイレを目立たない場所や部屋の隅などに設置してあげましょう。人目につきやすい場所にあるトイレは避けたがる犬もいます。落ち着いて、安心して排泄できる環境を作ってやれば、トイレからはみ出すことはなくなると考えられます。

トイレのしつけをやり直す

いくつかの対処法を試しても改善が見られない場合は、焦らずに、トイレトレーニングをやり直してみましょう。大きめのトイレシートを用意し、犬がそわそわしだしたらトイレに入れる、はみ出さなかったら褒め、ご褒美のおやつをあげるなど、ポイントをおさえてしつけ直しましょう。

獣医に相談する

すべての対処法を試しても、改善されない場合は、何かの病気が隠れている可能性があるため、獣医に相談しましょう。老犬が、排泄時にトイレからはみ出す場合は、認知症が原因であるかもしれません。若い犬でも、膀胱炎・椎間板ヘルニア・分離不安症などが原因である可能性があります。

犬がトイレをはみ出してしまったときの注意点

犬が排泄する際に、トイレからはみ出したてしまったときに、対処法を間違えると改善が難しくなる可能性があります。ここでは、3つの注意すべき点について解説します。

できたときはしっかり褒める

犬がトイレを成功し、はみ出さなかったときは、心の底からしっかり褒めるようにしましょう。飼い主に褒められることは、犬にとってはいつでも大きな喜びです。排泄時トイレからはみ出したとしても、トイレシート内に少しでもできている部分があれば、しっかり褒めてあげましょう。褒めると同時に、おやつなどのご褒美を用意することも効果的です。

絶対に叱らない

排泄時トイレからはみ出ても、絶対に叱らないであげましょう。トイレトレーニングが済むと、トイレはできてあたりまえと思いがちであるため、犬がトイレを失敗すると叱ってしまう飼い主も少なくありません。犬は失敗したから叱られているのではなく、排泄することがよくないと勘違いする可能性があります。トイレからはみ出した際には、静かにはみ出した部分のお掃除をしましょう。

大きなリアクションをしない

犬がトイレからはみ出して排泄しても、大きなリアクションはせず、静かに片づけをしましょう。排泄時にトイレをはみ出したとき、叱らないまでも大きく反応してしまう飼い主は少なくないです。犬は、トイレからはみ出して排泄すると飼い主が反応してくれると思いこみ、飼い主の気をひくためにわざとトイレの外に排泄をするようになる可能性もあります。

フローリングに対策するのも1つの方法

犬が、トイレからはみ出すように排泄することで床にシミや汚れができ、フローリングの劣化を早める原因となることも少なくありません。トイレトレーニングやトイレの失敗対策を行いつつ、フローリングの劣化防止対策も忘れずに行いましょう。薄い樹脂膜がフローリングを覆う「愛犬の床」は、施工が簡単で、フローリングを長くきれいに保ってくれます。

掃除が楽になる、シミや傷を防いてくれる、などのメリットがあり、犬のトイレのはみ出しに悩む飼い主にはおすすめです。

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まとめ

トイレトレーニングが完了した犬でも、排泄時にトイレをはみ出すことはよくあります。犬のトイレの失敗の原因と対策を紹介しました。愛犬が排泄時にトイレをはみ出す原因を知り、原因に合った対策を試みましょう。

犬を室内で飼育する際には、フローリングの劣化はどうしても早まる可能性が高いです。フローリングの劣化を防ぎたいときは、「愛犬の床」に相談してください。愛犬の床は、フロアコーティングの老舗で、多数の施工実績があります。フローリングの劣化防止の対策を検討中ンお方は、ぜひお問い合わせください。